水に濡れたり汗をかくと心配になるのがキレイに仕上げたメイクです。眉毛が落ちてないか、アイラインがパンダになっていないかと気になりますよね。
アートメイクであればどんなに汗をかいても、水の中に飛び込んでも落ちる心配がないので、多くの女性が「してみたい!」と興味を示しているのですが、アトピー、花粉症、金属アレルギーなどの方はアートメイクをしても大丈夫なのか不安を持つと思われます。そこで今回は、アレルギー体質でもアートメイクができるのかという疑問を解決していきます。
アートメイクを安全に受けるには

皮膚に直接、針を刺し色素を注入するアートメイクは医療行為となり、医師もしくは医師が常駐しており且つ、医師の指導のもとでのみ看護師しか施術を行うことができません。例えば、最先端のマシンを使用し、医師や看護師以上にアートメイクの知識や技術力があったとしても、医師がいないサロンでの施術は違法行為になります。
このようなサロンでの施術はリスクしかありません。アートメイクの知識があったとしても、アレルギーに関する知識が曖昧なまま施術をする可能性があります。衛生管理の問題やトラブルが起きたとき迅速な対応ができるかも不安が残ります。
アレルギーがあるなしに関わらず、アートメイクを安全に受けるには医師・看護師が常駐している美容外科クリニックや美容皮膚科で施術を受けるようにしましょう。施術前のカウンセリングでアレルギーに対しての相談もでき、正しい診察をしてもらえ、不安を取り除くことができます。
アレルギー体質の人はアートメイクできる?

花粉症、金属、薬剤、アトピー、ケロイドなどの症状があってもアートメイクができるのか? 不安を少しでも解消できるよう解説していくのでみていきましょう。
花粉症はアートメイクできる?
花粉が飛ぶ季節になるとくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどに悩まされる人は多いと思います。主にスギやヒノキなどの植物の花粉が原因で生じるアレルギー症状を「花粉症」と呼びます。
花粉症の症状が目に出ているあいだはアイラインのアートメイクはできません。花粉症の代表的な症状として「目のかゆみ」、「ゴロゴロした異物感」、「目の充血」、「涙が止まらない」が挙げられます。
花粉症の症状が目に出た場合、どうしても目をこすってしまう可能性が高くなります。アイラインの施術後、目元をこすってしまうと感染症の原因にもなるので、花粉シーズンが終わってから施術を受けるようにしましょう。
金属アレルギーはアートメイクできる?
アレルギー性皮膚炎に分類される金属アレルギーとは……
金属が接触した部分に紅斑(こうはん、赤いぶつぶつ)や皮膚の盛り上がり、あるいは水疱を生じる疾患で、激しいかゆみや痛みをともなう場合があります。
アートメイクの色素に金属を含んでいるものがります。施術で使う針に金属反応を起こす可能性も考えられます。直接、肌に針を刺したり、色素を注入するならできないと諦める人も多いと思います。しかし、金属アレルギーがあるからといってアートメイクができないということはありません。
カウンセリング時に必ず金属アレルギーであることを伝え、パッチテストを受けてください。金属アレルギーの程度にもよりますが、アートメイクの施術を受けられる可能性があります。
薬剤アレルギーでもアートメイクできる?
薬剤アレルギーは薬剤によって引き起こされる過敏反応で、薬剤が持っている本来の作用とは関係なく一部の人に起こります。
アートメイクの施術には麻酔クリームを使用します。薬剤アレルギーがある場合は、事前に相談してください。
とくに、過去、数日以降に現れる「遅延型アレルギー」の反応があった方は注意が必要です。皮膚や粘膜に皮疹(薬疹)が見られる他、発熱や全身の臓器障害重症などさまざまな症状が現れます。遅延型アレルギーを持っている方は主治医に相談してください。
アトピー性皮膚炎でもアートメイクできる?
長年、アトピー性皮膚炎に悩まされている方には眉毛が薄くなったり抜け落ちてしまった方が多くいます。素顔に自信が持てなくなったり、コンプレックスとなりストレスを抱えている方いるでしょう。
そんな悩みを解放してくれるのがアートメイクなのですが、アトピー性皮膚炎の方はアートメイクの施術を受けるかどうか医師への相談から始めましょう。アレルギー体質の方でも、アートメイクを施している人は大勢います。化粧品でかぶれる、ヘアカラーでかぶれるという理由で諦める前に相談してください。
ケロイド体質でもアートメイクできる?
ケロイドとは……
皮膚の深いところにある真皮という部分で炎症が続いてしまうことにより生じる疾患です。炎症ですから、痒みや痛みがあります。本来、きずを治すために必要な炎症が過剰に続いてしまうため、血管ができて赤く見え、膠原線維(コラーゲン)ができて盛り上がります。よって痛みや痒みだけでなく、見た目も気になる、大変不快な疾患です。
ケロイド体質とは、ケロイドができやすい方のことを指します。ケロイド体質は、遺伝的な要因が影響していると考えられるのですが、どのような遺伝子を持つとケロイドになるのかは解明されていません。
当院ではアートメイクの施術においてもケロイドを引き起こす可能性が考えられるため、ケロイド体質の方への施術は行っておりません。また、妊娠中の方、抗がん剤治療中の方は施術ができない旨、ご了承ください。
パッチテストを受けよう
アレルギー体質の方は、申し込み時に必ずアレルギーがある旨を伝えてください。自己判断によりアレルギーがあることを隠すようなことは絶対しないでください。そして、パッチテストを受けるようにしましょう。
パッチテストとは、アレルギー反応が起こるかどうかを患者様自身で確認できる有効的な方法です。目立たない部位へ実際に使用する色素を用いて反応を調べます。
反応がなければアートメイクの施術が可能ですが、かゆみやかぶれなど、アレルギー反応が出た場合、施術ができないことを了承してください。
【まとめ】

アレルギー体質でもアートメイクを施せる可能性はあります。最初から諦めるのではなく医師へ相談しパッチテストを受け反応をみていきましょう。
当院では、一人ひとりの悩みやコンプレックスに寄り添い、質の高い美容医療を提供し、カウンセリングやアフターケアで患者様の不安を取り除けるようにサポートしております。アレルギー体質の方もお気軽にご相談ください。
【クリニック詳細】
Kinshicho Beauty Clinic〜ART MAKE〜
錦糸町ビューティクリニック〜アートメイク〜
住所:〒130-0022
東京都墨田区江東橋2-13-4
錦糸町シティビル1階
アクセス:JR 錦糸町駅 東京メトロ 錦糸町駅 徒歩2分
電話番号:0120-191-373(受付時間:平日土日 10:00~19:00)
診療時間:10:00〜19:00
休診日:水曜日と祝日