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2023.02.19コラム

アートメイクとタトゥーの違いとは?!8つの違いを詳しく解説

汗をかいても洗顔をしても落ちないアートメイクは「すっぴんも怖くない!」、「コンプレックスが解消された!」と、幅広い年齢層の方々が興味を持っていると思います。しかし、素朴な疑問として「それってタトゥー(刺青)じゃないの? 」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、アートメイクとタトゥーの違いを詳しく解説していきます。入れる目的やダウンタイム、リスクや痛みなど、一見同じに見えるアートメイクとタトゥーですが大きな違いが8つあるので疑問を解決していきましょう。

アートメイクとタトゥー8つの違い

唇にアートメイク
画像:Africa Studio / shutterstock
皮膚に針を刺し色素を入れる施術はアートメイクもタトゥーも同じなのですが、決定的な違いが8つあるので説明していきます。

(1)目的の違い

アートメイクとタトゥーは施術を受ける方の目的や動機に違いがあります。アートメイクは「ナチュラルに素顔の美しさを引き出したい」、「薄い眉毛を補いたい」、「忙しい朝の準備を時短したい」など、日常生活での手間暇を省きたい人やコンプレックス解消を目的として施術を受ける方がほとんどです。

アートメイクの施術を受けるのは女性が多いと思っていませんか?

近年は男性もアートメイクの施術を受ける方が増えています。眉毛の一部分が生えてこない、円形脱毛症がある、薄くなってしまった髪の生え際など、男性も女性と同じようにコンプレックスを抱えアートメイクでコンプレックスを解消しています。

タトゥーは、「おしゃれのため」、「自己表現のひとつ」、「傷跡のカバー」などビジュアル的な要素を目的として施術している方がほとんどです。アートメイクとタトゥーはそもそもの施術目的に根本的な違いがあります。

(2)針を刺す深さの違い

アートメイクとタトゥーは皮膚に針を刺し色素をいれるという意味では同じなのですが決定的な違いは皮膚に刺す針の深さです。

アートメイクは、皮膚の表皮層部分に針を刺し少しずつ色を入れていきます。施術も1度では終わらず2~3回に分けて行われます。そして、肌の新陳代謝とともに少しずつ色素が薄くなっていきます。持続性は、生活習慣や体質、紫外線など、さまざまな影響で変化するではっきり断言はできませんが平均で2〜3年程度といわれています。

タトゥーは、表皮層部分よりも深い真皮層まで針を刺し色素を入れていくため半永久的に色が残ります。変色や褪色する場合もあるのですが、いくら肌が新陳代謝を繰り返しても一生消えることはないでしょう。

また、アートメイクとタトゥーでは使用される色素が違います。タトゥーの色素は金属量を多く含んでおり体内に入るとリスクも高くなります。

タトゥーに使われるインクの微粒子は人体内部へと染み込み、人の免疫系の重要な中枢を担うリンパ節にまで到達する恐れがある

出典:Scientific Reports

以上の研究結果が英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載されてます。

(3)施術者の違い

アートメイクの施術は医療行為となり、医師もしくは医師が常駐しており且つ医師の指導のもとでのみ看護師が施術することが出来ます。

タトゥーは、彫師と呼ばれる施術者が肌に針を刺して色素を入れていきます。施術に必要な資格は現在の法律で必要とされていません。同じ行為なのにタトゥーは資格がいらないのか疑問に思いますよね。

過去に医師免許を持たない彫師の施術行為を医師法違反だとし裁判が行われました。しかし、2020年9月に最高裁で日本では昔から刺青(タトゥー)を入れる文化があり、歴史的にも装飾的な要素が強く、美の知識や技能が必要とされることから、刺青(タトゥー)を入れる行為は医療行為として認めがたいという判決がでています。

アートメイクは医療行為、タトゥーは医療行為に当たりません。アートメイクの施術を考えている方は美容専門のメディカルクリニックや美容皮膚科など、しっかりとした医療機関で施術してもらいましょう。

個人経営のサロンなどでは、医師免許や看護師免許を持たずに施術している場合もあります。施術後、肌トラブルを招きかねずアフターケアにも不安が残るので注意してください。

(4)痛みの違い

アートメイクもタトゥーも単純に考え皮膚に針を刺すのでどちらも痛みを伴います。

しかし、アートメイクは部位によっても痛みの感じ方が違います。眉毛などは痛みを比較的感じにくく、リップやアイラインなどはかなりの痛みをともないます。しかし、医療従事者が施術をするので麻酔を使用することができます。痛みに対し即時に対応してもらえるでしょう。

タトゥーは、針を刺す深さもあり、デザインが広範囲な場合は施術時間も長くなることからかなりの痛みをともないます。基本的に麻酔を使用することもできず我慢するしかありません。

(5)ダウンタイムの違い

アートメイクとタトゥーではダウンタイムの時間にも違いがあります。タトゥーの場合は絵柄を入れる範囲でダウンタイムは異なるのですが、一部分に入れたとしても皮膚が癒えて落ち着くまでに2週間はかかるでしょう。範囲が広ければ広いほどダウンタイムの時間は長く日常生活に制約もでてきます。

アートメイクは、眉やリップ、アイラインともにダウンタイムは約1週間程度です。施術後1週間はジム、サウナなど代謝を上げ汗をかくような運動は控える必要があります。

(6)リスクの違い

アートメイクは医療行為の一環であり表皮層部分に針を刺さすだけなので皮膚に大きなダメージを及ぼす可能性は低いと考えられます。しかし、感染症などのリスクがまったくないとは言えません。少なからずリスクはあるでしょう。

タトゥーは真皮層に針を刺すため弾性繊維(コラーゲン)や膠原線維(エラスチン)を傷つけるリスクがあります。衛生管理が施されていない場合や針の使い回しをされると、感染症やアレルギー反応、あらゆる皮膚疾患の可能性が考えられるでしょう。タトゥーのリスクは明確に安全性を謳うことが難しいとされています。

(7)修正できる

アートメイクは肌がターンオーバーを繰り返し平均で2〜3年も経てば色が薄くなってくるのでリタッチなどでデザインの変更や修正もできます。

半永久的に消えないタトゥーはカバーアップやタッチアップができたとしても一生同じデザインのタトゥーと付き合っていくことになります。

タトゥーを消したい場合は、刺青除去(タトゥー除去)を施すしかありません。レーザーや皮膚移植、切開方による手術除去治療となります。さらに、大きなタトゥーの除去を行うと後遺症や痛みが発生する確率も上がるため再生治療も必要になるでしょう。除去治療にかかる費用も数十万〜数百万ほどといわれ比較的高額になることが予想されます。

(8)入浴施設に入れる

タトゥーが入っているとネガティブなイメージを持たれたやすく、周囲に威圧感を与えてしまうという理由からプールや温泉、銭湯などの入浴施設で入場・入浴をお断りされることがあります。

アートメイクは、医療行為でありメイクと区別がつかないことからプールや温泉で入場・入浴を拒否されることはありません。アートメイクをしていると濡れてもキレイな眉毛や唇をキープでき、すっぴんになっても安心して楽しむことができます。

クリニック選びは慎重に

アートメイクは立派な医療行為になります。いくらアートメイクに関する知識や技術力があったとしても医師がいないサロンでの施術は違法行為です。

医師免許を持たないまま施術している個人サロンはいまだに存在します。安さや手軽さでサロンを決めるのではなく、医師が常駐しておりアートメイクに関する知識をきちんと持った看護師やスタッフがいるクリニックを慎重に選んでください。顔に一生消えない傷を作ってからでは遅いのです。

【まとめ】

クリニック
画像:Studio Romantic / shutterstock

アートメイクとタトゥーの違いをお届けしました。アートメイクとタトゥー同じようにみえても針を刺す深さや持続性、リスクなど大きな違いがあります。何よりアートメイクは医療従事者が施術してくれるのでトラブルや術後のケアを安心して任せることができます。

アートメイクを検討している方は安全性を考慮し信頼できる美容クリニックを選んでください。

【クリニック詳細】

Kinshicho Beauty Clinic ARTMAKE
錦糸町ビューティクリニック〜アートメイク〜

〒130-0022
東京都墨田区江東橋2-13-4
錦糸町シティビル1階
JR 錦糸町駅 東京メトロ 錦糸町駅 徒歩2分
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診療時間:10:00〜19:00
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